23日午後8時55分ごろ、奈良県下北山村前鬼の国道169号で、山側の斜面が崩れて道路をふさいでいると、通行人から110番通報があった。

　吉野署によると、男性が乗った車1台が巻き込まれ、ほかにも車1〜2台が巻き込まれている可能性があるという。男性は足がはさまれるなどして自力では脱出できないとみられる。二次災害の恐れもあるためすぐには救助できない状況という。

　現場は池原ダム沿いで、前鬼口のバス停から南へ約740㍍。同署によると、崩れた土砂が5㍍ほどの高さで路面をふさいでおり、全面通行止めとなっている。