統一地方選で行われた4月の奈良県五條市長選挙で12年ぶりにリーダー交代。自民党とのパイプを軸に支持を広げた平岡清司氏(60)が元市議で無所属新人同士の一騎打ちを制した。しかし、市内で県が計画していた大規模広域防災拠点や国道168号バイパスの整備について山下真知事が事業を見直すと発表。市は、防災拠点用地を売却した地元への説明や県に対する事業推進要望など対応に追われた。平岡市長の選挙公約だった新金剛トンネル整備推進は、11月に民間組織「新金剛トンネル建設を進める会」が発足するなど動き始めた。