奈良県御杖村長選、11月14日に告示 現新一騎打ちか
活性化など争点
任期満了に伴う奈良県御杖村長選挙と村議会議員補欠選挙(欠員2)は、あさって14日に告示される。3選を目指す現職の伊藤収宜氏(70)と新人で大学非常勤講師の飯田牧氏(54)の無所属2人が出馬の意思を表明しており、選挙戦となる見込み。
伊藤氏は6月、「安心して暮らせる村づくりのため、今一度出馬させていただきたい」と出馬表明。旧御杖小学校の跡地利用や移住定住を含めた少子化対策、高齢者が利用する公共交通の再整備などに意欲を見せる。
東京都出身の飯田氏は、村の知人の要請に応じて出馬を決意。8月に村へ移住した。「かつて宿場町だった村の活気を取り戻したい」と、宿泊施設の誘致など観光振興による雇用創出に取り組むとしている。
村議補選は新人2人が立候補に向けた動きを見せている。
立候補の届け出は14日午前8時30分から午後5時まで、同村菅野の村山村開発センター大ホールで受け付ける。
投票は19日午前7時から午後6時まで村内5カ所の投票所で行われ、午後7時から同センターで即日開票される。
9月1日現在の選挙人名簿登録者数は1352人(男640人、女712人)。