チーム一丸で1勝 反転攻勢に期待 - バンビシャス奈良

ロートアリーナ奈良で行われた第6節第1試合(4日)で10試合目にして待望のシーズン初勝利を挙げた。
対戦した山形ワイヴァンズは5勝4敗で東地区4位。前節では、B1から降格してきてバンビシャス同様に勝ち星のなかった新潟アルビレックスBBに敗れるなどしていたため、悪い流れを断ち切りたいところだった。
バンビシャス奈良も開幕から9連敗と振るわず、山形にとっては「絶対に負けられない相手」だった。その意気込みを見事にくじいた。
「選手たちはディフェンス、リバウンドに集中してくれた」と小野HC。中盤にはターンオーバーで流れを失いかけたが、そこで崩れることなくディフェンスで立て直した。
攻撃面でもムボジ、ハインズの外国籍選手が2桁得点を挙げたのに加え、古牧の2リバウンド11得点、林の5リバウンド10得点のほか、栗原8点、笠井7点とチームが一丸となり76―70で競り勝った。
翌5日はホーム2連勝を目指したが、山形との2戦目は68―80で敗れる結果となった。
バンビシャスは前々節と前節、10月25日は熊本、同27、28日は福岡と転戦し、いずれも僅差で破れるハードな戦いだった。ホームでようやく初白星を手にでき、緊張の糸が切れてしまったというのが正直なところだろう。
今週末にはB3から昇格してきたベルテックス静岡と対戦する。現在6勝5敗で西地区5位の同チームは平均の得点数、リバウンド数、アシスト数などあらゆる面でバンビシャスを上回っている。特に左右サイドからの3点シュートには警戒が必要だ。(有賀)