御杖村長選、飯田氏が立候補表明 観光業振興に意欲
任期満了に伴う奈良県御杖村長選挙(11月14日告示、同19日投開票)で28日、新人でキャリアカウンセラーの飯田牧氏(54)が無所属で立候補する意向を表明した。同選挙の出馬表明は3選を目指す現職の伊藤収宜氏(70)に次いで2人目。
橿原市内で会見した飯田氏は「村民の声が届かず、改革されていない」と現村政を批判。村を何度も訪れる中で「村を変えたいという村民の声を聞くうちに、私なりのアイデアを考えるようになった」と立候補の動機を説明した。
まずは雇用の創出に取り組みたいとして、新たな宿泊施設やキャンプ場の建設、廃業した旅館の復興など観光業に力を入れ、「かつて宿場町だった村の活気を取り戻したい」と意欲を述べた。
飯田氏は東京都出身。現在は求職者支援や大学非常勤講師などを務める。8月に御杖村へ移住し、東京との往復生活を送る。同村土屋原。