みこし引き、練り歩き 西大寺の秋祭り、八幡神社など回る
奈良市西大寺地区の秋祭り(同実行委員会主催)が9日に開かれた。小学生を含む地区住民ら約150人が参加し、みこし(太鼓台)を引いて地区内約11キロを練り歩いた。
住民の高齢化で、みこしの引き手の確保が困難になったり、コロナ禍の影響で自粛したりして中止が続いていたが、「西大寺」の名を冠した自治会でつくる同地区自治連合協議会が実行委員会を発足させ、昨秋6年ぶりに復活させた。
この日は、地区内の小学生や外国人のほか、飛び込みで引き手が集まり、みこしを引いた。午前中に西大寺で仏式のおはらいを受けた後、地区内を巡行。途中、八幡神社や十五所神社を参拝した。午後からは近鉄大和西大寺駅の周辺や国見地区なども回った。
同実行委員会の岡本森広委員長は「子どもたちが主役で、多くの方が飛び込みで参加していただいた。秋祭りの新しいモデルになる。継続していきたい」と話した。