森下氏「私の不徳」 支援者に感謝も - 橿原市長選
22日投開票された奈良県橿原市長選で、元職の森下豊氏(65)=日本維新の会=は前回選挙の雪辱を果たせなかった。
森下氏は「停滞する市政を変える」と訴え、争点となった市役所本庁舎整備では速やかな現地建て替えを主張。日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事らが応援に駆け付けたが、浸透しなかった。
同じ顔触れだった4年前の前回は1266票差の僅差で敗れたが、今回は7934票差と差が開いた。それだけに集まった支持者には動揺が走った。
森下氏は「1万8千票という立派な数字をいただいたが、足らなかったところは私の不徳の致すところ」と語り、「皆さんと毎日全力で戦えたことは本当に幸せだった」として感謝の言葉を述べた。
日本維新の会県総支部代表の山下真知事は「統一地方選では躍進したとはいえ、まだまだ力不足の政党だと改めて認識した。気を引き締めてこれから頑張ってまいりたい」と語った。