奈良クラブ試合サマリー J3第30節

▽J3第30節(ニッパツ三ツ沢球技場)
YS横浜 1―0 奈良クラブ
(39) (43)
▽順位 7位
▽観衆 1092人
【戦評】
奈良は前半30分、PKを献上。これが決勝点となった。奈良は連勝を逃し7位に後退。
【記者の目】
奈良は前半から優位に試合を進めたが、1点が遠かった。前半7本、一発退場で相手が一人少なくなった後半は13本のシュート放ったが、どうしてもゴールを割ることができなかった。
ピッチがよく整備されていて、奈良クラブは持ち味のパスワークを発揮。素早く細かくパスをつなぎ前を向いてボールを運び、ロングボール、サイドチェンジを織り交ぜてサイドから、中央から攻め立てたが、YS横浜の体を張った守りを破れなかった。
数的優位に立ったチームが、勝ちきれずに敗れる事はサッカーではよく起こることだが、攻め手のすべてを使ってもゴールにつながらなかったことが課題として残った。
印象的だったのは、両サイドから何度もクロスを送っても跳ね返された。テンポが同じで、待ち構えているYS横浜の選手たちも守りやすかったように見えた。その辺りの工夫が求められるだろう。
この試合で奈良クラブは持ち味すべてをピッチで表現できていた。それでも勝ち星がついてこなかった。「そんな事もある」と現実を受け止めるしかないだろう。(河村)