奈良市が140億円かけ焼却炉を改修へ 新クリーンセンターは予算計上見送りか

奈良市は30日、老朽化が著しい市環境清美工場(同市左京5丁目)の焼却炉を140億円かけて大規模改修すると明らかにした。4基ある焼却炉のうち、主に3、4号炉の2基を改修、24〜26年度に工事を実施する。市の年間ごみ焼却量は約7万9000トン(日量217トン)。3、4号炉と完成が同時期で比較的傷みが少ない2号炉を合わせ、3炉運転によるごみ処理体制を構築する。一方で、七条地区で建設を計画中の新焼却場「クリーンセンター」については、関連経費の計上が見送られるもようだ。