女子サッカーなでしこ・守屋選手 W杯出場は「光栄」 古里・上牧で結果報告
サッカー女子ワールドカップ(W杯)豪州・ニュージーランド大会で、ベスト8に入った日本代表チーム「なでしこジャパン」の守屋都弥選手(27)が28日、奈良県上牧町上牧の町文化センターで、今中富夫町長や市民らに出場結果を報告した。地元のサッカークラブの児童・生徒ら約130人が駆け付け、守屋選手の健闘を称えた。
上牧町出身の守屋選手はこの日、町にサイン入りのユニフォームを贈呈。「役場に大きな横断幕や、試合の時にはパブリックビューイングをしていただき、皆さんの応援が力になっていた」と感謝し、今中町長や小学校時代の恩師らと対談した。
守屋選手は「誰もが憧れる舞台に立ててとても光栄だった。試合には少ししか出られなかったけど、世界と戦って、一試合一試合勝つごとにチームの結束力が高まった」とW杯を振り返り、「これからもサッカーを応援してほしい」と来場者に呼びかけた。
守屋選手が小学校の時、サッカークラブでコーチをしていた芳本貴至さん(52)は「厳しいチームだったが、負けず嫌いな性格で黙々と練習に取り組んでいた。走るのが速く、男の子に負けなかった」と話した。