歴史文化

時を超え咲く古代ハス 奈良の喜光寺、奥州藤原氏ゆかり

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時を超えて花を咲かせる「中尊寺ハス」=奈良市菅原町の喜光寺

 奈良市菅原町の喜光寺(山田法胤住職)で奥州藤原氏ゆかりの「中尊寺ハス」が開花した。

 

 「中尊寺ハス」は、12世紀初頭に岩手県平泉の中尊寺を拠点に栄えた奥州藤原氏四代泰衡の首桶(おけ)から発見されたハスの種子を1998年に発芽させたもの。約800年の時を超えてよみがえり「中尊寺ハス」と名付けられた。

 

 中尊寺と同じ天台宗の穴太寺(京都府亀岡市)に株分けされたハスをさらに今春株分けし、喜光寺で2鉢育てていたところ今月29日に開花した。上品な薄桃色の古代ハスがかれんな花を咲かせている。

 

 小林澤應副住職は「800年の歴史ロマンをぜひ感じてほしい」と話している。

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