奈良県内の金融機関が中小企業向けセミナー 事業展開の支援策紹介
南都銀行、奈良信用金庫、大和信用金庫、奈良中央信用金庫、奈良県信用保証協会、日本政策金融公庫奈良支店は21日、「中小企業・小規模事業者向け経営サポートセミナー―コロナ共生時代の企業経営―」(近畿財務局奈良財務事務所後援)をオンラインで開いた。
中小企業専門のコンサルティング会社「エフアンドエム」(大阪府吹田市)の河合幹雄営業推進本部副本部長が講師を務めた。県内で事業を営み、今後の展開を検討している約230人が参加した。
河合氏は「内部部門から利益を生む」をコンセプトに、全国で累計3万5千社以上の指導実績がある。
この日のセミナーで河合氏は、事業展開や経営改善の土台となる事業計画書の作成方法や留意点を説明。事業展開や経営改善に活用できる補助金も紹介した。
セミナーの冒頭、日本政策金融公庫奈良支店の三浦博支店長が「新型コロナウイルス感染症が5類となり、経済も明るい兆しが見え始めた。今回のセミナーを通じて、資金面だけでなく、経営面でも連携して支援していきたい」とあいさつした。