天理大でランニングクリニック 筋肉強化で走る体に 奈良県内外70人実践で学ぶ
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12月9、10の両日に開かれる「奈良マラソン2023」に向けたランニングクリニック(同マラソン実行委員会主催)が18日、奈良県天理市田井庄町の天理大学体育学部で行われた。県内外から約70人が参加し、筋肉トレーニングやランニングなどで長距離を走る体作りを学んだ。
奈良マラソンに挑戦する人に限らず、正しいトレーニング方法を知りたいランニング初心者や中級者が対象。今回は全6回講座の1回目で、「マラソン完走までの6カ月計画/まず取り組んでおきたい筋力強化」をテーマに実施された。
講師はランニング学会副会長で大阪教育大学非常勤講師の佐藤光子さん。座学では完走に向けた1年間の準備計画やエネルギー補給の重要性、負担のかかる膝や股関節の筋トレ方法などを教えた。
グラウンドの実技では完走目標タイムごとの4グループに分かれ、それぞれの速度でトラックを周回したり、つま先でタオルをつかむ独自の足指ほぐし運動や効果的なスクワット法などを実践した。
京都マラソンなどに出走しているという、木津川市の西崎直哉さん(52)は「自己流の訓練では限界もあり参加したが、ためになった。天理市内の坂がきついので奈良マラソンを走るかは迷っている」と話した。
次回の同クリニックは7月9日に同会場で開かれ、参加者を募集している。参加費1500円。詳細は同実行委のホームページに掲載。問い合わせは、同実行委、電話0742(81)8752。