広陵町、事務処理怠った職員を懲戒処分
奈良県広陵町は12日、同日付で地域振興部主任技師の男性職員(34)を7月から3カ月間、基本給月額の10分の1(約2万6千円)を減給する懲戒処分を行ったと発表した。
同町によると、2022年度中に2社が実施した工事3件について、適正に竣工(しゅんこう)されたにも関わらず、当時、都市整備部都市整備課で工事の管理を行っていた男性職員は事務処理を怠り、総額1098万5700円に上る工事請負代金の支払いを遅延させた。
4月、請負業者からの問い合わせで発覚。本来は請求書の受け取り後、40日以内に会計処理すると決められているが、最長6カ月超過して事務処理を怠っていた。
市は各業者に支払いの遅延を謝罪し、5月10日に未納代金の入金を完了。今後、部課長を通じて全職員に適切な事務処理を呼びかけるという。