経済

やまと蜂蜜、奈良豊澤酒造などが新「蜂蜜酒」を共同開発 国産原料と醸造技術融合

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販売が始まった「Meets Products〜蜂蜜酒〜」(県産業振興総合センター提供)

 やまと蜂蜜(奈良市、鳥居大嗣代表)、奈良豊澤酒造(同市、豊澤孝彦代表)、奈良県産業振興総合センター(同市)の3者は、国産蜂蜜と清酒醸造技術が融合した新しい「蜂蜜酒」を共同開発した。やまと蜂蜜本社と同社楽天市場店で販売している。

 

 共同開発した商品は「Meets Products〜蜂蜜酒〜」。同センターによると、蜂蜜酒は世界で最も古い酒といわれる。

 

 同センターは2015年度に、清酒醸造に使用される米こうじを蜂蜜酒の発酵時に添加することで発酵が促進されることを報告。この技術を基に、3者で約3年かけて同商品を開発した。

 

 香味を良くするため、原料の蜂蜜を国産蜂蜜に、酵母を清酒酵母に変更したほか、原料使用量や発酵条件などを最適化した。

 

 蜂蜜酒はアルコール度数が10〜13%程度が一般的だが、同商品は約6%に抑えた。同センターは「低アルコールで甘過ぎない、普段飲みできる蜂蜜酒に仕上げた」としている。価格は300ミリリットルが1100円(税別)、500ミリリットルが1800円(同)。

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