「交通遺児の支援に」 奈良県社協へアスカ美装が寄付

アスカ美装(奈良県橿原市、森脇大統社長)は23日、昨年11月に橿原運動公園で初めて催した「大和三山クラシックカーフェスティバル」(SAP橿原運動公園共同事業体主催、奈良新聞など運営)で募った寄付金4万円を、交通遺児を支援するため県社会福祉協議会に贈呈した。
同イベントには約2500人が来場。全国の一般愛車約90台の他、映画「007は二度死ぬ」(1967年)のプロモーションで使われたボンドカーのトヨタ2000GTの現物、マクラーレンのスーパーカー720S、フェラーリなどを展示した。会場では、交通遺児の支援を呼びかけ募金を募っていた。今年も11月に予定している。
事業体を代表して贈呈式に参加した森脇社長(43)は「交通事故はゼロではない。次の世代が将来の夢をあきらめなくてもいいように、募金を継続したい」。目録を受け取った石井裕章・常務理事(61)は「交通事故で親を亡くした子が社会へ出て自立できるように支援していく」と感謝状を贈った。