奈良県内地価、15年連続で下落 商業地3年ぶり上昇

国土交通省は22日、2023年1月1日現在の地価公示価格(1平方メートル当たり)を発表した。奈良県内地価の全用途平均は8万2000円。このうち継続地点の前年比はマイナス0・3%で、全国平均が2年連続で上昇する中、15年連続の下落となった。ただ、下落幅は前年のマイナス0・7%より縮小した。用途別は、住宅地の下落が続いているものの、商業地が3年ぶりに上昇に転じたほか、工業地は8年連続で上昇を維持。なお立地条件による多極化が見られるものの、地価は新型コロナウイルスの影響から回復しつつある。