奈良でサクラ開花宣言 観測史上最も早く - きょう3月21日は春分の日
春爛漫(らんまん)、桜が開花―。21日は二十四節気の一つ、春分。彼岸の中日にあたり、「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉に代表されるように、過ごしやすい季節を迎える。
桜だよりも各地から寄せられる中、奈良地方気象台は20日午後、「奈良市で桜(ソメイヨシノ)の開花を観測した」と発表した。平年より8日早く、昨年より5日早い。
奈良女子大学付属中学構内の標準木で花が5〜6輪咲いた状態を確認。記録が残る1954(昭和29)年以降、2002年、10年と並び、観測史上最も早い開花となった。例年、1週間〜10日で満開になる。
奈良市中央部を南北に貫く佐保川沿いの桜も咲き始めた。並木は大和郡山市との境界付近まで数キロに渡り続き、毎年、地元住民をはじめ遠方からも花見客が訪れ、にぎわう。