ここ数日の陽気に、奈良のサクラは、きょ…
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ここ数日の陽気に、奈良のサクラは、きょうにも開花宣言。1週間前後の短期間に「明日はどこへ見に行こうか」などと、花見の日程や場所を考えるだけでも楽しい。
電車の車窓を彩る桜並木を楽しむのも一興。大阪方面からJR関西本線(大和路線)に乗ると、奈良駅手前の左手に見えて来る佐保川の桜並木は、いつ見ても見事だ。
わずか1分ほどだが、この至福の時を味わわないのは、もったいない。スマホなんか見てないで、この時季は窓の外の桜に目を向けてほしい。
他にも例えば、三郷と大阪の柏原との間にある河内堅上(かたかみ)駅は、ホームの側に桜並木がある。電車と桜のコラボは「絵」になるので、全国からマニアが訪れる。
一方で、特定外来生物の昆虫「クビアカツヤカミキリ」の繁殖による被害も年々増えていて、関係者ならずとも心配の種だ。昨年5月7日付本紙1面の報道では、県内でもサクラ、ウメ、モモなどの樹木被害が23年度だけで700本を超えていた。
花見だけでなく、被害の目安となる樹木の根本の木くず「フラス」にも関心を寄せてほしい。(恵)