12月9、10日に号砲 フル1万2千人、コロナ禍前と同規模 - 奈良マラソン2023
関連ワード:

奈良マラソン(同実行委員会、奈良県、奈良市、天理市、奈良陸上競技協会、奈良新聞社など主催)の実行委員会総会が3日、奈良市法蓮町のホテルリガーレ春日野で開かれ、次大会「奈良マラソン2023」の日程を12月9、10日の2日間に決定した。9日に定員1500人程度のファンランを開催。10日にはコロナ禍前と同じ規模の定員1万2000人のフルマラソンと同4000人の10キロを行う。
総会には大会会長の荒井正吾知事や同副会長の田中篤則奈良新聞社社長ら32人が出席。大会事務局からは次大会の開催日のほか、5月に新型コロナウイルス感染症の感染法上の位置付けが5類に移行されることを踏まえ、コロナ禍以前の大会規模や競技・催事内容の復活を目指し準備を進めることなどが提案された。
また、主会場となるロート奈良鴻ノ池パークの施設整備計画に合わせた大会施設利用計画の見直しが必要であることや、物価・人件費の高騰や協賛募集の回復見通しなどを踏まえたうえで、コロナ禍前以上に魅力ある大会計画を検討するとした。
前回大会については、マラソンに9173人、10キロに1861人が参加し、経済波及効果が約9億7300万円だったと推計。大会後のアンケートでは約95%が「満足」、約89%が「また参加したい」と高評価を受け、ランナーからの不満点として「ぜんざいなどのふるまいを復活させてほしかった」という声が寄せられたことなどが報告された。
また奈良マラソンが2013年から行ってきた給水所の紙コップを回収し会場などで使用するトイレットペーパーにリサイクルする取り組みに対し、日本陸連が本年度初めて実施したSDGs(持続可能な開発目標)プロジェクト「#LETSTHINK」の最高賞「BEST THINK賞」を受賞したことも報告された。