トルコ募金に協力を 川西の式下中生徒会役員、全校生徒に呼びかけ
奈良県川西町結崎の川西町・三宅町式下中学校組合立式下中学校(中本克広校長)で2月22日と24日の2日間、トルコ・シリア大地震の被災者に義援金を送ろうと、同校の生徒会が全生徒に「トルコ募金」を呼びかけた。集まった義援金は駐日トルコ大使館が開設した口座へ送金し、メッセージは同大使館へ届けるという。
被災地の様子を報道などで知るたび、「何かできないか」と生徒会役員が話し合った。学校通信でトルコと日本とが助け合ってきたことや、東日本大震災で手厚い支援を受けたことなども知り、募金活動が動き出した。
募金箱を設置するのではなく、登校時に封筒にお金を入れて募金できるようにした。封筒は、メッセージ欄付きの展開図から各自で制作。「トルコ募金」への生徒会の思いと活動日も載せ、全生徒352人に渡した。
24日は小雨の降る中、午前8時から20分間、生徒会役員が募金箱を持って立った。中学2年で副会長の門松奈波さん(14)は「みな、何かしら声をかけてくれた。うれしかった」と話し、「トルコが大変な状況にある中、私たちが行動していく必要があると考えた」と続けた。