「多様性に基づく安心社会の実現」を - 連合奈良が地方委員会

連合奈良(西田一美会長)は9日、奈良市東寺林町の市ならまちセンター市民ホールで、第26回地方委員会を開催。本年度の活動報告、会計決算報告などを承認したほか、来年度の取り組みでは「世界情勢不安や繰り返す新型コロナ感染症拡大リスクに立ち向かい、誰一人取り残されない、多様性に基づく安心社会の実現」を目指す運動方針を確認した。
3年ぶり「ピースフェス」開催
12月3日に大和高田で
冒頭あいさつで西田会長はロシアのウクライナ侵攻について、「戦争では誰も幸せにならないことが改めて明らかになった。心に強く刻むべき」と指摘。その上で、3年ぶりに12月3日に大和高田市内で開く「ピースフェスティバル」を紹介し、人権や平和問題に積極的に取り組むと話した。
また、物価高や先行き不透明感を増す景気動向を踏まえ、「すべての働く人のそばにいる連合」に向けた未来型春季生活闘争を進める姿勢をアピール。
政治対応では、今年7月の参院選で支援した立憲民主党候補の3位落選を「厳しい結果。しっかり受け止めなければいけない」とし、細分化、弱体化が指摘される野党の現状を憂慮。支援する政党に対して来春の統一地方選に向けた候補者づくり、ジェンダー問題への対応などを強く求めた。