ハスの花も終わり、種ができてきました。その裏にミズアオイの花が盛りを迎えてました。ミズアオイは日本の各地で見られた固有種。今は絶滅が危惧されている花です。それを住職は大事に育てていました。

 

 

ミズアオイの不思議　強いサワギキョウ

 

　ハスの種も大きくなってきました。葉が大きいので、うしろで咲いているミズアオイのことは知らなかったのです。

 

　目を引くあざやかな青い花のミズアオイ。ハスの根元の南側を占領していました。

 

　「あら、一番日当たりの良いところに勢力を広げているわ」

 

　ハスを増やすための植木鉢にも進入してきて、花を咲かせていました。

 

ミズアオイの花

 

　「ミズアオイは1年草なの。花が咲き終わり種を付けたクキが横倒れして、そこから次の年の花が咲くのよ。不思議よね」と言いながら、花が終わったクキを都合の良い方向に倒していました。

 

種の部分を倒す

 

　ハスのそばにある花はミズアオイだけではありません。小さな植木鉢にツボミをたくさん付けた姫ラッキョウもありました。

 

　「水生植物ではないけれど、もう少ししたら咲くわね」と嬉しそうに話します。

 

住職と姫ラッキョウ

 

　「調整するため今年、ポンテデリア(アメリカミズアオイ)に肥料やらなかったの。そしたら花が咲かなかったのよね。ポンテデリアの鉢にサワギキョウも1つ生えているのだけど、あらっ、サワギキョウはツボミを付けてたわ」

 

　小さな紫色のツボミがありました。

 

真ん中あたりにサワギキョウのツボミ

 

　夏の花、サワギキョウも終わりを迎えています。季節最後の花のようです。

 

 

 

音羽山観音寺

山の中にある尼寺。桜井市南音羽

JR・近鉄桜井駅下車、桜井市コミュニティバス談山神社行、下居下車、約2km。火曜日閉門。

17日の御縁日が火曜日の時は開門、翌日閉門。