社会
児童虐待過去最多1837件 - 奈良県内21年度
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市町村の対応件数は減
奈良県は2021年度の県内児童虐待状況をまとめ、発表した。児童虐待に関する相談を受けて対応した件数は、県こども家庭相談センターが1837件で前年度比4.3%増加、19年度の1832件をわずかに上回り、過去最多となった。ただ、県内39市町村の対応件数は計3045件で前年度より2.7%減少。こうした動向について、県こども家庭課は「県の対応件数は最多となったが、ここ数年はほぼ同程度で推移。コロナ禍で虐待が潜在化している懸念もある」と指摘。引き続き相談体制の強化と専門性の向上、関係機関との連携強化を図っていくとしている。