社会
奈良市独自の宿泊療養施設 要支援高齢者向け - 新型コロナ

奈良市は21日、同市南永井町の南福祉センターに、新型コロナウイルスに感染した高齢者が利用できる宿泊療養施設を開設。22日、報道各社に施設内部を公開した。入院基準は満たしていないが、自宅療養に不安を抱える高齢者向けに療養環境を整えた。
感染者が急増し、医療体制がひっ迫する中、市内感染者のうち自宅待機者は22日現在、1500人を超えている。これまで入院療養を基本としてきた高齢者が入院できないケースも出ている一方、県の宿泊療養施設は70歳以上は対象外となっていることから、市独自に宿泊療養施設を設けた。