社会
抗原検査キットが不足か 奈良県医師会が県に調査依頼
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、県医師会は20日、感染の有無を確認するために使う抗原検査キットが不足する可能性があるとして、県に調査を依頼したことを明かした。県薬務課は県内の医療機関やドラッグストア、卸売業者などの状況を確認している。検査キットの不足は全国的にも広がっており、厚労省が増産を国内外の主要メーカーに要請。十分な供給量を確保するため、海外大手を含め調達に向けた交渉を進める。
同日、橿原市内であった安東範明・県医師会長の定例会見で明らかにした。同会によると、今月19日に県内の地区医師会から検査キットが不足しているとの報告があり、同日中に県薬務課に調査を依頼した。県内の別の市町村からも同キットの不足が報告されたという。