令和2年の「健康寿命」、県内男女とも増加
県は令和2年の都道府県別「健康寿命」を算出し、公表した。現在65歳の人が日常的な介護を受けずに健康で過ごせる期間を示す指標。県内は男性が前年より0・22年伸びて19・01年、女性は同0・21年伸びて21・52年になった。全国順位は男性が3位で前年と変わらず、女性は25位で同1ランク後退した。ただコロナ禍でも指標は継続して伸びており、県健康推進課は「今後も感染防止とともに、健康的な生活習慣づくりに取り組んでほしい」と県民に呼び掛けている。
健康寿命は複数の算出方法が提唱されているが、県は平成19年度厚生労働科学研究による「65歳時の平均自立期間」を指標として採用。介護保険の要介護1までの人を健康と定義し、65歳の時点で平均余命から平均要介護期間を引いた年数を健康寿命とし、毎年、独自に全国の数値を算出している。