社会
奈良県のインフルエンザ患者、2季連続で激減 新型コロナ感染予防対策が要因か
県内で今冬に入って確認されたインフルエンザ患者が7日現在で、1人しかいないことが、県感染症情報センターへの取材で分かった。新型コロナウイルス感染拡大により、県民が手洗いやうがいのほか、マスクの着用などの感染予防を徹底していることが要因とみられる。一方で、約2年間、全国的にインフルエンザの流行が起きていないために国民全体として免疫が弱まり、大流行につながることを危惧する専門家もおり、医療関係者は予防接種を呼び掛けている。
インフルエンザの患者数は県内の定点医療機関で週単位で調査している。例年、冬季に感染者が増え始めるが、令和2年11、12月はゼロ。昨年も11月29日~12月26日の間で1人しか確認されなかった。