大和郡山市は9月に開かれた市議会産業厚生委員会で、奈良市、斑鳩町との3市町で進めていたごみ処理広域化の勉強会から離脱することを表明した。

　3市町は奈良市が提案した「奈良市七条地区」での広域ごみ処理施設の建設を検討していたが、七条地区に近い大和郡山市側の周辺8自治体が、候補地周辺には病院や養護学校があり、西の京の景観への影響も懸念されるとして、相次いで市に広域化脱退を求める要望書を提出。市は従来から「広域化には地元住民の理解が大前提」としてきたため、勉強会離脱を決めた。