地元対策費巡り王寺町、県に調停申請へ - 香芝市と運営のゴミ処理施設

王寺町は、香芝市と共同運営するごみ処理施設の新施設建設に伴い、周辺道路整備など地元対策費の分担支払いを求められる可能性があるとして、県の自治紛争処理委員に調停申請するための議案を、16日開かれた町議会の12月定例会に提出し、全会一致で可決された。町は年内に調停を申請する意向を示している。
香芝市と王寺町は昭和51年から一部事務組合「香芝・王寺環境施設組合」を設立し、香芝市尼寺のごみ処理施設「美濃園」を約40年操業。施設老朽化のため、令和6年の完成に向けて隣接地に新施設の建設が現在進められている。