奈良県会、長期欠席議員の報酬削減検討 議長「4月改正目指す」
県議会(荻田義雄議長)が病気などで長期にわたって議員活動ができない県議の報酬の削減を検討していることが10日、同事務局などへの取材で分かった。無免許運転で当て逃げ事故を起こし、長期欠席した元東京都議に議員報酬の支払いが続いていた問題などを受け、日本維新の会が提案した。早ければ来年の2月定例会に関連条例の改正案が提出される見通しだ。今年2月の定例会から長期間、病欠中の県議もいるため、条例改正に向けての協議に注目が集まる。
県議会事務局によると、県議の報酬は月額70万円。そのほか期末手当も支払われる。議員報酬に関する条例には離職に関する規定はあり、任期満了や辞職・失職などの場合はその日までの報酬が支払われる。ただ、長期欠席による報酬の減額や削減などの規定はない。