曽爾村長選に芝田氏が出馬表明
任期満了に伴う曽爾村長選(来年1月18日告示、同23日投開票)について、現職の芝田秀数氏(74)が12日、3期目を目指して無所属で立候補する意向を表明した。同村長選への出馬表明は芝田氏が初めて。
芝田氏は同日、村振興センターで記者会見し、「村を次世代に引き継ぐためにまいてきた種を育て、大きな成果を上げる責任がある。これまでの総仕上げとして村民の審判を仰ぎたい」と意欲を語った。
これまでの実績として施設一体型義務教育学校の開校や各集落の地域資源の産業化を挙げた。漆による村おこしや曽爾高原のススキ再生プロジェクトなどの継続事業を「完全なものにしたい」と述べ、「自然景観が村の一番の売り。観光に力を入れ、働く場をつくりながら観光客を呼び込み、関係人口を増やしていきたい」と述べた。
芝田氏は同村出身で、県立王寺工業高を卒業。村職員として参事、むらづくり推進課長などを歴任。村議を2期約7年務め、前村長の死去に伴う平成26年2月の村長選で無投票で初当選した。現在2期目。小長尾。