新代議士に聞く 比例 自民 奥野 信亮氏(77)
比例代表の近畿ブロックで、自民党の名簿順位1位で立候補し6回目の当選を果たした。
比例での選挙戦は2回目となった。期間中は選挙区候補者の応援と党支持をアピールして全国を回った。中でも、県1区の小林茂樹氏への支援に力を注いだ。
「維新(日本維新の会)の躍進には驚かされたが、前回より大きく票を減らすことはなかった」と、1区での戦いを振り返る。
選挙戦では経済政策が大きな争点となった。日本は科学技術立国だが、産業につなげる術を持っていないことを懸念する。
「日本企業の構造的な問題がある。雇用や採用の仕方などから見直さなければならない」と指摘する。
新型コロナウイルス対策でも、医師会や公的病院との連携の重要性を訴える。
自民党では73歳以上の高齢者は比例名簿に登載されない。ただ、前回衆院選で小選挙区の区割り改定に伴い、旧3区の自身が比例区に転出。そのため、今回は2回目の特例が認められた。
「次回は選挙で、(衆院選に)出るのか分からない。150歳まで生きるつもり。今後も政治や経済に経験を活かしたい」と笑顔で語った。