奈良工業高等専門学校は今年4月、創立6…
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奈良工業高等専門学校は今年4月、創立60周年を迎えた。今月3日には、大和郡山市の同校で校章の図案にもなっているナラノヤエザクラが記念植樹された。
高専制度は高度成長期の1962年に設立。15歳から入学できる5年制で専門的な高等教育を行い、社会が求める実践的な技術者や研究者を数多く輩出してきた。
制度創設から2年後の64年に地元の誘致活動により開校した奈良高専は現在、6割が大学への編入学または専攻科に進学。残る4割は大手企業を中心に就職している。
「モノづくり」に関心が高くアイデアを形にできる学生が多いのが同校の特徴。高専ロボコンでも強豪校で、今年も全国大会に出場した。
しかし、近年は高専を取り巻く環境も変わりつつある。生成AIをはじめとする情報工学分野の進歩は目覚ましく、高専に求められる役割も増えている。
奈良高専でも学科の再編や大学院との連携などに取り組み、新たな課題への対応を図っている。今後もこれまでの歴史と伝統を受け継ぎながらも、柔軟な発想で時代が求める優秀な人材を育んでほしい。(法)