国原譜

行く夏を惜しむかのように三条通を踊りの…

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 行く夏を惜しむかのように三条通を踊りの隊列が舞いながら通り過ぎた。コロナのため、4年ぶりに復活したバサラ祭りのパレードだ。

 

 人数はまちまちだが、それぞれの踊り隊が、派手な原色の衣装を身にまとい、沿道の市民の目を楽しませた。先頭の車から流れる景気のよい音曲に合わせて舞っていた。

 

 ちびっ子もいれば年配者もおり、まさに老若男女が参加しての踊りだ。これを見ている人々も多彩で、欧米系の外国人の姿が目立った。

 

 徳島の阿波踊りは有名だ。本場の踊りを見ていないが、規模こそ違え、こうした通りを練り歩く姿は、同じではないのか。見ていて「踊るあほうに見るあほう」が分かる気がする。

 

 1999年夏に始まったバサラ祭りを、古い都のこの奈良の地で、新しい伝統行事に育ててほしい。夢かもしれないが、阿波踊りが徳島なら、奈良のバサラと言われたい。

 

 吹き出す顔の汗をぬぐおうともせず、一心に舞い踊る姿に、観衆も感動する。新しい祭りを育て応援していくのが、行政の役割であり政治家の皆さんかと思う。ともにいい汗を流したいものだ。 (治)

 

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