20日開幕するサッカーの女子ワールドカ…
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20日開幕するサッカーの女子ワールドカップ(W杯)の日本代表の試合が、NHKで放送されることが決まった。放映権料高騰などでテレビの生中継のない事態も覚悟していたが、うれしい知らせだ。
スポーツ中継をラジオで聴き、選手らを応援する場合もある。だがやはり、ライブ映像で見た方が臨場感とともに感動や興奮は増す。
今回の流れに女子、マイナー競技の置かれた状況を再考させられた。日本に限らずだろうが、育てるとの意識が各方面で希薄なのではと。
経済効果優先の観点では人気や見栄え、実績、競技人口などのポイントが高く、時流に乗った視聴率の取れる競技がもてはやされる。だがそれだけでは、スポーツに伴う豊かさは膨らまない。
真のスポーツ文化の形成は人々の耳目に触れる機会が各競技に提供され、継続的に親しめる土壌があればこそだろう。支援、育成可能な立場の企業や団体、個人はそれぞれの方法で実行すべきと自戒を込めて思う。
W杯放送決定で上牧町出身の代表、守屋都弥選手を画面越しながら応援できる。納得のプレーでの笑顔も見たい。(智)