小さい頃から楽器の演奏が苦手で、保育所…
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小さい頃から楽器の演奏が苦手で、保育所、小学校低学年と簡単に音が出るトライアングルやタンブリンばかり担当していたと記憶している。年齢を重ねるにつれて、疎遠になっていった楽器である。
大淀町が町立保育所で不要となったタンブリンなどの楽器をフリーマーケットサイトで販売を始めたとの記事が本紙にあり、子どもの頃が懐かしくなった。
タンブリンは演奏するのは平易だが、フラメンコに使われたりして華やかさを演出するのには、もってこいの楽器だ。往年のヒット曲「星のフラメンコ」で西郷輝彦がたたいていた。
タンブリンは応用の利く素晴らしい楽器だったのだ。タンブリンを演奏することに小さい頃は引け目があったが、楽器に上下などない。これは楽器に限らないけれど。
大淀町は今後も状態の良い備品などを随時販売するという。一度使ったものをごみにしないで何度も使うリユースは地球環境にも教育にもよい。
多くの子どもたちが使った学校のイスや机などの備品を眺めていると、子どものおしゃべりや笑い声が聞こえてくるようで感慨深い。(栄)