百害あって一利なし。そんな言葉をインタ…
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百害あって一利なし。そんな言葉をインターネットで検索すると、いの一番に登場するのがたばこ。今週は同問題について皆で考える禁煙週間。
正しくは今週ではなく、WHOが定めた世界禁煙デーの5月31日から6月6日まで。厚生労働省が提唱、1992年に始まった取り組みだ。
同省のホームページによると喫煙は健康に与える影響が大きく、ニコチンの依存性や受動喫煙の危険性などを考えると、その対策は個人の嗜好にとどまらない重要な課題だと指摘。
こうした認識は着実に浸透、国内の喫煙率は徐々に低下してきているようだが、中高年の女性は横ばい傾向にあるなど一部に底堅い動きも。
ちなみに県内は2019年の統計で15.28%。全国平均より1.5ポイント近く低く47都道府県で最下位。全国に先駆け県内で禁煙外来を開設した高橋裕子先生のご努力の成果だろうか。
県が健康寿命全国3位を達成している要因の一つともされる喫煙率の低さ。ただ県内でもまだ喫煙者は多い。だから取り組み継続が重要。禁煙週間のテーマ「望まない受動喫煙のない社会」を目指して。(松)