初開催のイベント、事業には初々しさとわ…
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初開催のイベント、事業には初々しさとわくわく感がある。手探りの部分と同時に主催者の熱量があふれ、以後の発展に期待が膨らむからだ。
11月にもあった。広陵町の地元企業発案「広陵クラフトフェス」は、靴下製造や酒造などの地元自慢のものづくりを知ってもらう催事。近年増える町内移住者を第1対象にしたのがミソで、年2回の開催で足元から交流の輪を広げる。
県商工会連合会の「ものづくりマッチング商談会」は県内外のものづくり企業、支援機関に出会いの場を提供。互いの技術、研究成果を結び付けて課題を克服し新事業・製品につなげる狙いで、未来志向の心意気にあふれた。
12月には、1市5町のWESTNARA広域観光推進協議会の「地域産品コンテスト」が予定される。新型感染症で疲弊した観光の再興策でもあり、成果が楽しみだ。
どれも発想を形にし、できることからやる姿勢がすごい。回数を重ねる様子が目に浮かぶ。
新規のことは成否を考えてしまいがちだが、一歩踏み出す覚悟も持ちたい。前向きな行動と熱意、笑顔のある催事は応援したくなる。(智)