ここ数日、急激に寒くなった。寒風が吹きすさび、マフラーやコートの類いの出番となってい候だ。

　24日付本紙12面に、日本生命のインターネト調査の結果が出ていた。テーマはお酒を飲みながら職場の仲間と親交を深める、いわゆる「飲みニケーション」について。

　それによると「必要」という人は38%で、63%が「不要」と答えていた。不要の理由は「気を使う、仕事の延長と感じる、お酒が好きではない」などだった。

　先輩の仕事上の“武勇伝”から始まり、いつしか「今の君たちは…」的な説教に変わると、誰だって聞きたくないだろう。生きている時代や環境が違うのだ。

　調査担当者は「コロナ禍で会食できなくなり、お酒を介したコミュニケーションに疑問を抱く人が増えた」との分析で、意識の変化を指摘していた。

　酒の飲み方も、年を取るにつれて変化する。若いころはビール、日本酒で止めればいいものを、勢いにまかせて焼酎、さらに洋酒までいくと、後が大変だった(経験者談)。今では一人で日本酒が一番落ち着く。(恵)