国原譜

昨日は、久々に青空が広がり、日光のあり…

 昨日は、久々に青空が広がり、日光のありがたみを感じる一日だった。街なかでは木々の緑がまぶしく、心まで晴れやかになる。だが国会はというと、いつまで経っても晴れやかにはならない。

 「森友学園」への国有地売却に関する決裁文書改ざん問題について、大阪地検特捜部は31日、虚偽公文書作成容疑などで告発された当時の財務省理財局長の佐川宣寿前国税庁長官らを不起訴とした。

 値引きの背任容疑についても交渉時の理財局長が不起訴。財務省による交渉記録廃棄を受けた公文書毀棄(きき)容疑なども含め、関係者38人はおとがめなしとなった。これでは「政権寄り」の結論と言われても仕方ない。

 「公文書、みんなでいじれば怖くない」といった間違ったメッセージが伝わる恐れはないだろうか。関係者には国会を長期間にわたり混乱させた責任が残る。

 一方の「加計学園」問題は、平成27年2月の「首相と加計理事長との面会」は誤報だったとして、学園の事務局長が同日、愛媛県と今治市に謝罪した。

 謝罪訪問なのに知事が不在の日とは、こちらも何かすっきりしない。(恵)

 

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