国原譜

きょう3日は憲法記念日。大型連休の最中に…

 きょう3日は憲法記念日。大型連休の最中に難しい話は抜きにして、というのが多くの人の思いだろうが、やはり少しはこだわってみたい。

 来年の春には統一地方選挙があり、同じ年の夏には参院選挙もある。ここへ向けて、少なくとも政党の間では憲法(改正)論議が高まりを見せつつある。

 平成28年の参院選の時に安倍晋三首相は、改憲について「国民的な議論を深めていきたい」と語った。そして今も同じように、国民的な議論を深めていきたい、と繰り返している。

 安倍首相の「何年かかろうとやり遂げたい」という改憲に対する強い思いがうかがえる。強い思いは感じるが、では私たちは憲法のどこをどのように見ればいいのだろうか。

 一つは、現行9条が国家意志としての戦争を制限・制約していることをどう見るか。もう一つは、憲法は国民が国家に対して命令を発しているものと理解するかどうか。

 安倍首相が念頭に置く改憲の時期は平成32(2020)年だろう。国民的な議論を深めねばならないのは首相の言う通りで、朝鮮半島情勢が動く中、しっかり憲法を考えたい。(北)

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