国原譜
先週末、宇陀市に行ってきた。日ごろの運…
先週末、宇陀市に行ってきた。日ごろの運動不足解消も兼ねて古い街並みをゆっくり歩いた。
道の駅「宇陀路大宇陀」から東へすぐの大宇陀の松山地区は、平成18年に「伝統的建造物群保存地区」に選定された。江戸時代から明治・大正・昭和まで約200軒の伝統的な建物がある。「日本の家屋建築の博物館」とも呼ばれるそうだが、歩いてみるとうなずける。
吉野葛やしょうゆ、和菓子などの老舗から、古民家を活用した新しいお店まで、見どころは多い。家の前を澄んだ水が流れ、通りを渡る風が心地良かった。
松山西口関門から宇陀川を渡り、川の西側の道を、古民家を裏手から眺めながら道の駅の方に戻った。この道沿いでは、フジが軒先で見事に垂れ下がった家や、各種の花々が咲く風景が多くの家で見られた。
このあたりは平野部よりも高地にあり、冬場は積雪も多い地域。厳しい環境の中だからこそ、春を迎えて花が咲き誇る喜びは格別なものに見えた。
ガイドブックにはないが、こうした出合いがあるのも旅の楽しみ。「過去を振り返り、自分を見つめ直す」機会にもなる。(恵)
道の駅「宇陀路大宇陀」から東へすぐの大宇陀の松山地区は、平成18年に「伝統的建造物群保存地区」に選定された。江戸時代から明治・大正・昭和まで約200軒の伝統的な建物がある。「日本の家屋建築の博物館」とも呼ばれるそうだが、歩いてみるとうなずける。
吉野葛やしょうゆ、和菓子などの老舗から、古民家を活用した新しいお店まで、見どころは多い。家の前を澄んだ水が流れ、通りを渡る風が心地良かった。
松山西口関門から宇陀川を渡り、川の西側の道を、古民家を裏手から眺めながら道の駅の方に戻った。この道沿いでは、フジが軒先で見事に垂れ下がった家や、各種の花々が咲く風景が多くの家で見られた。
このあたりは平野部よりも高地にあり、冬場は積雪も多い地域。厳しい環境の中だからこそ、春を迎えて花が咲き誇る喜びは格別なものに見えた。
ガイドブックにはないが、こうした出合いがあるのも旅の楽しみ。「過去を振り返り、自分を見つめ直す」機会にもなる。(恵)