第50回衆議院議員総選挙が公示された。奈良県の選挙区は1区に5人、2区、3区に4人ずつの計13人が立候補。裏金の存在が明るみになり、政権を揺るがした「政治とカネ」の問題、物価高対策、また防災や増加する防衛費など、私たちの明日を決める選挙の12日間の舌戦が幕を開けた。

　井上候補は、午前9時から奈良市三条本町のJR奈良駅東口広場前で第一声。地元市議、県議らを含む支援者約100人(陣営発表)が駆け付けた。

　応援演説に続き井上候補は、政治の転換を主張し「裏金、金権腐敗政治の追及」「暮らしの改善への経済立て直しと、教育・医療福祉施策の見直し」「平和と平和憲法の堅持」の3点を焦点として提示。国民の苦難解決が立党の精神とした上で、「自分の時間を取り戻し、可能性を生かせる豊かな暮らし、誰一人取り残さない政治を実現したい」と呼びかけ、自身と党への支援を訴えた。