人と自然を環境の視点から学ぶ 奈良県立磯城野高校 - 高校体験入学 オープンスクール情報(8月23日開催)
奈良県立磯城野高校(田原本町)
実習を中心に 自然から学ぶ専門教育
「実践的な体験学習にもとづく、人と自然を環境の視点から学ぶ専門高校」として、農業系4学科(8コース)と家庭系3学科(うち1学科に2コース)を設置。甲子園球場5個分の広大な校地の中で、各学科の充実した施設群があり、実習を中心とした高度な専門教育を実現している。
各界の専門家の指導も仰ぎながら、各分野のスペシャリストを育成する。
1901(明治34)年に大淀町に設置された県立農林学校の農科が分離して1923(大正12)年、田原本町に県立磯城農学校が開校し1948(昭和23)年に田原本農業高校となった。1969(同44)年、県立北和女子高校が大和郡山市に設置されたが2005(平成17)年4月、両校が統合。磯城野高校として開校し、来年度に創立20周年を迎える。
農業科学科は、食用作物や果樹の栽培を通して、地域環境と調和した安全で持続可能な食料生産について学ぶ「食料生産」、動物を活用したヒューマンサービスや家畜の飼育や畜産物の生産、野菜・ハーブの栽培や活用についても学ぶ「動物活用」の2コース。
施設園芸科は、「施設野菜」と「施設草花」の2コース。バイオ技術科は、「生物未来」と「食品科学」の2コース。「造園緑化」と「緑化デザイン」の2コースで、ともに国家資格取得を目指す。
フードデザイン科は、調理師免許の取得を目指す「シェフ」と、製菓衛生師の国家試験受験資格の取得を目指す「パティシエ」の2コース。ファッションクリエイト科は、さまざまな実習を通してファッションに関する専門的な知識や技術を学ぶ。ヒューマンライフ科は、保育と福祉両方の学習を行い、卒業時に介護職員初任者研修の修了証が交付される。
部活動も盛んだ。空手道部は県教委のスポーツ文化活動推進校に指定されている。農業クラブや家庭クラブの活動では、それぞれ生徒が中心となって活動している。
生徒が栽培した農作物などを販売する「しきの彩り」(生徒出資の模擬株式化)を毎週火曜日の放課後に開設しており、安価で良質な野菜などを販売。地域住民からも好評だ。
本年度のオープンスクールは8月23日(受付締め切り8月8日)を予定している。
[奈良県立磯城野高校]
奈良県磯城郡田原本町258
TEL 0744-32-2281