第39回奈良ちびっ子野球愛好会賞「会長杯」争奪ちびっ子野球大会(奈良ちびっ子野球愛好会主催、同会主管、県スポーツ少年団、三和住宅、奈良新聞社など後援)第2日は16日、奈良市杏町の南部球技場で行われ、Aゾーンは疋田エンゼルスが2勝0敗、Bゾーンはあやめ池ダンディーズジュニアが2勝0敗と好スタートを切った。

 

【Aゾーン】

　第1試合は疋田エンゼルスが8―3であやめ池リトルダンディーズを振り切った。

 

　疋田は初回に吉岡の内野安打や渡辺のタイムリーで2点先制し、その後も毎回得点であやめ池を突き放した。

 

　あやめ池は初回に朝倉の2点ホームランで同点とし、二回にも1点を加えて食い下がったが、相手投手の松田の前に四回以降、打線が沈黙した。

 

　第2試合はあやめ池リトルダンディーズが6―2でこなべスポーツ少年団を下した。

 

　あやめ池は寺井、尾形の連続タイムリーで2点を先制。三回にも1点、五回には寺井の3点ホームランで突き放し、尾形投手がその裏、相手打線を三者凡退にして試合を決めた。

 

　こなべは三回に澤田歩のホームランなどで一旦は1点差に追いついた。

 

　第3試合は疋田エンゼルスが6―3でこなべスポーツ少年団を退けた。

 

　疋田は2点先制された初回裏、香川と渡辺の安打で2点返し、二回にも1点勝ち越されたがその裏1点返して食い下がり、三回には小田嶋と渡辺の連続ホームラン、さらに東田のタイムリーで3点を奪って逆転し逃げ切った。

 

 

【Bゾーン】

　第1試合はあやめ池ダンディーズジュニアがこなべジュニアに6―5の辛勝。

 

　あやめ池は初回に1点先制し、二回には相手投手の乱れから押し出しと兼平のタイムリーで4点、三回にも1点を追加、こなべを大きく突き放した。

 

　こなべは0―6で迎えた三回、西山、門間、西嶋のランニングホームランなど打線が爆発し、一気にこの回、5点を奪って猛追したが、無常にも時間切れとなった。

 

　第2試合はこなべジュニアが疋田エンゼルスジュニアに6―4で勝利した。

 

　こなべは初回、西嶋の3点ホームランで先制し、二回にも西嶋の適時二塁打などで3点を追加、リードを広げた。

 

　疋田は初回に盗塁など機動力を生かして2点返し、二回にも2点追加し最後まで食い下がった。

 

　第3試合はあやめ池ダンディーズジュニアが疋田エンゼルスジュニアに10―9の時間切れサヨナラ勝ち。

 

　あやめ池は初回に5点先制されたその裏、粘り強く5―5の同点とし、二回には3点追加して勝ち越し、8―9と逆転された三回、連続四球から果敢に盗塁を重ね、暴投の間に三塁走者の高橋が本塁に滑り込んで9―9の同点とし、さらに1死満塁から山本のタイムリーで三塁走者の牛島がサヨナラのホームを踏んだ。

 

あやめ池ダンディーズジュニアは対疋田エンゼルスジュニア戦の３回、三塁走者の高橋は暴投の間に本塁に

滑り込み９―９の同点に追いつく

 

【Aゾーン】

▽第1試合

疋田エンゼルス　8―3　あやめ池リトルダンディーズ

(時間切れ)

【疋】松田―吉岡

【あ】朝倉、出原―尾形、朝倉

▽本塁打=朝倉(あ)

▽二塁打=尾形、飯田(あ)

 

▽第2試合

あやめ池リトルダンディーズ　6―2　こなべスポーツ少年団

【あ】尾形―朝倉

【こ】阪口、小倉―川辺

▽本塁打=澤田歩(こ)寺井(あ)

▽三塁打=朝倉(あ)間路(こ)

▽二塁打=尾形、植原(あ)澤田明、小倉(こ)

 

▽第3試合

こなべスポーツ少年団　3―6　疋田エンゼルス

(時間切れ)

【こ】澤田明―阪口

【疋】小田嶋、渡辺―吉岡

▽本塁打=小田嶋、渡辺(疋)

▽二塁打=濱田(疋)

 

 

【Bゾーン】

▽第1試合

あやめ池ダンディーズジュニア　6―5　こなべジュニア

(時間切れ)

【あ】山本、島村―高橋

【こ】阪口、小林―西嶋

▽本塁打=西山、門間、西嶋(こ)

 

▽第2試合

こなべジュニア　6―4　疋田エンゼルスジュニア

(時間切れ)

【こ】西山―西嶋

【疋】渡辺、江頭―柴田

▽本塁打=西嶋(こ)

▽二塁打=西嶋(こ)

 

▽第3試合

疋田エンゼルスジュニア　9―10　あやめ池ダンディーズジュニア

(時間切れ)

【疋】江頭、柴田―野中

【あ】米村、山本―兼平

▽本塁打=東田2(疋)

 

 

 

2024年6月22日付・奈良新聞に掲載