奈良県平群町福貴のバラ専門店「Heguri　Rose(ヘグリローズ)」(湯浅由弥子店長)で9日、プチマルシェが開かれた。同店のバラなどのほか、花苗、加工保存した花を用いたアクセサリー、オリジナルのパンやキッシュを販売する町内外の店が参加。開場前から多数のバラの愛好家らが列をつくり、お気に入りの商品を買い求めた。

　同店は、町内でハウス栽培しているバラの直売所として約20年前にオープン。夏の一時期を除き、年間を通してさまざまな種類、色のバラを提供している。マルシェは、新型コロナウイルス禍が落ち着き始めてから始まり、年3回開かれている。

　マルシェでは、1本ずつ組み合わせることができる、色合いや表情豊かなバラのほか、プレゼントにもできるバッグ入りのミニアレンジといった特別商品も用意。来場者は一緒に訪れた家族、友人らと話を弾ませながら、気に入ったバラなどを購入した。町内外の店の商品も人気を集めた。

　湯浅店長は「バラは1本でも存在感があり、華やかな姿が魅力。年間を通して新鮮な花を楽しんでもらえれば」と話した。

　同店は午前10時～午後3時営業。木・日曜と7月下旬から8月頃休み。電話0745(46)1214。