裏金問題の堀井、佐藤両参院議員に党員から反発の声 謝罪、説明なく「無責任」 選挙連敗も奈良県連は危機感なく
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自民党の裏金問題を受けて政治資金規正法の改正案が衆院を通過し参院での審議が始まったが、国民の反応は厳しさを増している。奈良新聞社は8日までに、同問題の当事者である奈良県選出の堀井巌、佐藤啓両参院議員が、先月の党県連総務会に出席して謝罪したことを報告する文書を入手した。同文書では、「党員・国民に対して低頭にて深謝」と書かれており、全国的な大きな問題になっているにもかかわらず、両氏だけでなく県連自体も同問題の幕引きを図っていることが分かった。党員からも「どこが国民に対してなのか、いまだ何も聞かされていない」「なぜ会見するなり、公の場で謝罪しないのか」と反発の声が上がっており、両氏や県連への不信感が高まっている。