奈良県香芝市長選に現職の福岡氏が出馬会見 元新と三つ巴に
任期満了(6月2日)に伴う奈良県香芝市長選挙(5月12日告示、19日投開票)への立候補を表明していた、現職の福岡憲宏氏(50)=無所属=が18日、大和高田市内で記者会見し、再選に向け意欲を語った。同市長選にはこれまで、新人で弁護士の三橋和史氏(35)、前市長の吉田弘明氏(63)が出馬を表明している。
福岡氏は出馬理由について、「この4年間、香芝市の普通出生率は県内12市でずっと1位。これを続けていかなければならない」と説明。1期目の実績として、第2子以降の保育料完全無償化▽JR香芝駅のバリアフリー化―などを強調した。
2期目に向けては、マイカーが手放せる香芝▽五位堂駅ロータリー渋滞解消▽帯状疱疹ワクチン接種補助▽ふるさと大使任命―などを掲げ、小学校統廃合については「拙速な統廃合には反対」の姿勢を示した。
奈良市出身。同志社大学卒。学習塾への就職を機に香芝市に転居。塾経営者として子どもらの不登校やニートなどの問題に直面し、政治家を志す。2013年、同市議会議員に初当選し、議長などを歴任。20年の市長選に無所属で立候補し、当時の現職、吉田氏を破り初当選した。