障害への理解深めて 「いこふくフェス」電動車いす試乗や手話学習など
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障害者への理解を深めてもらおうと、奈良県生駒市はこのほど、同市谷田町の近鉄百貨店生駒店のイベント会場で「いこふくフェスティバル」を開催した。
同市と近鉄グループホールディングスが昨年9月に結んだ包括連携協定に基づき、初めて開催。
「ふくしを学ぼう・体験しよう」のコーナーでは、障害のある人が困っているときに手助けできるように知識を得る、市の「あいサポーター養成講座」をPR。これまでに累計約1600人が受講したという。また「ありがとう」などのあいさつの手話表現を学んだり、電動車いすの試乗、パラリンピックの正式種目「ボッチャ」の体験もあった。
同市障がい福祉課の平田勝久課長は「街中で困っている障害者を見かけても、何をしていいか分からないという人が多いが、ちょっとしたことで助けになるということを知ってほしい」と話す。
市内の障害者福祉事業所による授産品の販売や、障害者週間ポスター受賞作品の展示なども行われた。